色を見る、色を楽しむ。ールドンの『夢想』、マティスの『ジャズ』… [Art & Design]
スポンサードリンク
チケットを頂いていたのに、なかなか行けず
会期ぎりぎりに行って来た、ブリジストン美術館の
「色を見る、色を楽しむ。ールドンの『夢想』、マティスの『ジャズ』…」
この展覧会では、17世紀のレンブラントから
20世紀のマティス、さらには日本の近代洋画まで
さまざまな時代の「色」に注目する内容となっていました。
レンブラントの「聖書あるいは物語に取材した夜の情景」は
黄色の明かりが闇夜を照らし、写実性の高い
明暗のコントラストを見事に描いていました。
それまでの影は黒がほとんどでしたが、印象派では
青や紫、時には緑色をあわせて巧みな影を表現していました。
ルノワールの「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」の
椅子の背もたれには、青い影が映っていて
この青い影は、当時の批評家たちにとても批判されたようです。
19世紀は黒や灰色の衣服が好まれ、印象派絵画には
黒い服の人物が多く登場します。
ドガの「レオポール・ルヴェールの肖像」の男性も
シルクハットに燕尾服の出立ちで、当時の流行が反映されています。
他にもマティスの挿絵本「ジャズ」の、色が持つ躍動感と
ルドンのリトグラフ集「夢想」では、あらゆる色の中で
一番本質的な色が黒だという、対比がすばらしい。
今回、併設として展示してあった「追悼 ザオ・ウーキー」は
中国水墨画の伝統に根ざした、東洋と西洋の美意識が融合した
独自の世界感で、その蒼の色の主張はまさに圧巻でした。
今回、色の括りでそれぞれ170点もの作品を見て
また違う価値観で知ることが出来たのは、とても勉強になりました。
涼しくなって、集中力が必要な文化的な活動をするのに
最も適した季節は、やっぱり芸術の秋なんですね☆
※記事中の文字色部は、詳細リンクがありますのでクリックしてみて下さい☆byしとろん
人気ブログランキングへ
スポンサードリンク
チケットを頂いていたのに、なかなか行けず
会期ぎりぎりに行って来た、ブリジストン美術館の
「色を見る、色を楽しむ。ールドンの『夢想』、マティスの『ジャズ』…」
この展覧会では、17世紀のレンブラントから
20世紀のマティス、さらには日本の近代洋画まで
さまざまな時代の「色」に注目する内容となっていました。
レンブラントの「聖書あるいは物語に取材した夜の情景」は
黄色の明かりが闇夜を照らし、写実性の高い
明暗のコントラストを見事に描いていました。
それまでの影は黒がほとんどでしたが、印象派では
青や紫、時には緑色をあわせて巧みな影を表現していました。
ルノワールの「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」の
椅子の背もたれには、青い影が映っていて
この青い影は、当時の批評家たちにとても批判されたようです。
19世紀は黒や灰色の衣服が好まれ、印象派絵画には
黒い服の人物が多く登場します。
ドガの「レオポール・ルヴェールの肖像」の男性も
シルクハットに燕尾服の出立ちで、当時の流行が反映されています。
他にもマティスの挿絵本「ジャズ」の、色が持つ躍動感と
ルドンのリトグラフ集「夢想」では、あらゆる色の中で
一番本質的な色が黒だという、対比がすばらしい。
今回、併設として展示してあった「追悼 ザオ・ウーキー」は
中国水墨画の伝統に根ざした、東洋と西洋の美意識が融合した
独自の世界感で、その蒼の色の主張はまさに圧巻でした。
今回、色の括りでそれぞれ170点もの作品を見て
また違う価値観で知ることが出来たのは、とても勉強になりました。
涼しくなって、集中力が必要な文化的な活動をするのに
最も適した季節は、やっぱり芸術の秋なんですね☆
※記事中の文字色部は、詳細リンクがありますのでクリックしてみて下さい☆byしとろん
人気ブログランキングへ
スポンサードリンク
そうだっ！
芸術の秋ですねっ♪
仕事に追っかけまわされてる場合じゃないっ！
（でも、逃げ切れない・・・笑）
by 想也 (2013-09-26 09:55)
美術館、いいですね
都会の雑踏をはなれて
時間的にも、空間的にも、遠い世界の人と
一緒の時間を過ごせる素敵な場所ですね(*^^*)
by チョビ (2013-09-26 11:21)
芸術センスが皆無の私は素敵な作品を見てもただ「ほぉ」「キレイだなぁ」と感心するだけしか出来ません^^;
by ニッキー (2013-09-26 15:31)
なるほど~、色の括りとは考えたことが無かったです＾＾；
スポーツと食以外にも、芸術を秋に取り入れてみようかなぁ...
by ひでぷに (2013-09-26 18:39)
芸術の秋、何処に行こうか、探してみます。
by ヨッシーパパ (2013-09-26 19:08)
マティスのジャズ（作品集）は持っています♪
by akipon (2013-09-26 22:24)
すごく気になります。
いってみたいです。。
by SaraTriennale (2013-09-27 01:43)
ユニークな視点の展覧会ですね。
すでに終わってしまってるのが残念！
マチスのジャズはポップな色彩で強い印象が残ります。
by lequiche (2013-09-27 03:03)
おはようございます！
ココロに塗る 美容液みたいですね(^^)
by ちゅんちゅんちゅん (2013-09-27 05:59)
想也さん
そうですね(*^-^)
たまには美術館もいいですよ。
新鮮な感覚にもなったりも◎
チョビさん
本当に、そうです(=^_^=)
時間も空間もずーっと昔の人と対面したような
不思議な気持ちがリンクする感覚ってありますね。
ニッキーさん
いえいえ。
その感覚でいいんだと思いますよ。
むしろ、その感覚を体験するために
美術館に足を運んでいますから(*^-^)
ひでぷにさん
色の括りでいろいろな名画に触れ合うのも
新鮮な感覚でした。
秋はスポーツや読書や芸術で忙しいですね！
でも食欲は四季を通して堪能してます(∩_∩)
ヨッシーパパさん
芸術の秋、いろいろな美術館やイベントが
目白押しですね。
まだまだ、行きたいところがたくさんあります(*^-^)
akiponさん
マティスお好きなんですね！
このjazzを制作した頃のマティスって
７４歳の高齢で大病のあと、絵画制作が出来なくなって
切り紙絵の創作にシフトして行ったんですよね。
すごいパワーだなって、作品を見ても思います(=^_^=)
Saraさん
しとろんも会期最終日に行ったので
ギリギリ見たのですが、とても刺激を受けました。
もう終わってしまって残念ですが
これ、Saraさんもお好きな雰囲気かも(∩_∩)
lequicheさん
そうなんです。
色の括りの展覧会はその時代背景もあって
おもしろかったですよ！
終わってしまって残念ですが
マチスもあんなPOPな色彩を
おじいちゃんになって制作したのも
かっこよかったです(*^-^)
ちゅんちゅんちゅんさん
こんばんは！
渇いたココロにうるおいを…
と思う時は、美術館もいいですね(=^_^=)
by miel-et-citron (2013-09-28 22:49)