菓匠三全の伊達絵巻@宮城　その③

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菓匠三全の伊達絵巻@宮城　その③　[お取寄せ　東北] [編集]

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こちらも銘菓、菓匠三全の『伊達絵巻』

をご紹介いたします。

伊達絵巻は、一滴の水も使わず新鮮な卵で練り合わせた生地を
一層一層ていねいに焼き上げたバウムクーヘンで
小倉餡とクリームを包んでいるそうです。

そんなお菓子の名前の由来となった、伊達政宗なんですが

１５６７年９月５日生まれ

１６３６年６月２７日死去　

享年７０歳

２３歳の若さにして奥羽平定（東北地方）を成し遂げた戦国武将で
武力でいえばこの戦国時代でＮＯ１！であったといわれており
各諸将に「後数年早ければ天下統一もできた」といわれていたそうです。

ずっと幼少の頃、感染病（天然痘）にかかり右目を失う。

当時は天然痘を治す、治療方法はなかったため
感染すれば死ぬ、といわれていた。

豊臣秀吉や徳川家康には「右目はどうしたのだ？」と聞かれた際に
「木から落ちたときにとびだして、あまりに美味しそうだったので食べてしまいました」
といったそうで、秀吉や家康には「こいつは、おもしろい」と言われていたんですって。

右目を失った政宗を心配した父（輝宗）は片目になったハンデを補わせるため
厳しい教育により仏教や漢字を学ばせました。

こうして政宗は、戦国屈指の教養人としても知られています。

右目を失ったコンプレックスは、非常に強かったらしく
自分が死んだ後、自画像などには「右目を入れてくれ」と、いったそう。

※死後作られた木像や画には右目が少し小さくして入れられている。

性格的には、突拍子のないことを言う反面で
小心者なところがあり、それをかくすために
自分を強く見せる振る舞いなどを、していたようですね。

逸話ですが、高価な陶器を運んでいるときに落としそうになり
かなりビビッてしまった自分自身に、とても腹をたてて
その陶器を即座に、投げてわってしまったそうです。

他には料理が趣味で、元々は兵糧開発が主眼であり
岩出山名物の凍り豆腐と納豆は、政宗が開発したものらしいですね。

太平の世になると、正宗は次第に美食を極めることに
目的を変えて、料理研究を続け『政宗公御名語集』には

「馳走とは旬の品をさり気なく出し、主人自ら調理してもてなす事である」

という料理観が残されているそうです。

この思想は、とても深く共感したのですが
日本独特の感性である侘び寂びに、通じるような気もしますね。

余談ですが、映画『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーのマスクは
「黒漆五枚胴具足伊達政宗所用」の兜を、モチーフにデザインされたそうですよ！

『スター・ウォーズ』はわたくしの中で、大好きな映画なんですが
ジョージ・ルーカス監督は、日本のモチーフをとても研究していたんですね。

そんな伊達政宗をモチーフにした『伊達絵巻』は
抹茶と合わせて頂きたいお取寄せです。